創業1年も満たないXtech社が上場企業「エキサイト」を買収!!買収した理由について事業分析から考察

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ネット関連事業会社のXTechがエキサイトの全株取得をめざしてTOB(株式公開買い付け)を実施し、最大55億円で買収するという発表がありました。

ネット広告や通信サービスを手掛けるエキサイトは3期連続の営業赤字で業績が低迷していました。

XTechはTOB実施するために、ユナイテッド、DGインキュベーション、みずほキャピタル系のファンドなどから最大で総額18億円の出資を受けることで合意しており、金融機関から40億円強の借り入れも実施し、総額約60億円を調達するそうです。

 

すごいですね。2018年1月にできた会社が上場企業を買収するというのは今まで事例があったのでしょうか。

 

今回買収されるエキサイトについて決算資料を見ながら事業分析の方を書いていきたいと思います。

 

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時価総額はだいたい50億ほどあり、ここ5年を見てみると時価総額が100億円近くになってるときもあったようです。

 

財務諸表分析

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まずそもそも財務諸表の方を見ていくとこの会社は純資産が52億あり時価総額と同様の純資産を保有しています。また流動資産は48億ほどあり現金は35億ほど保有しています。なのでここ最近は営業赤字で業績が低迷しているので時価総額が低くなっていますがとても割安な会社だと言えます。

 

エキサイトは主に二つの事業を行なっています。

 

1つ目は広告課金事業。

2つ目はブロードバンド事業

 

広告課金事業

 

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広告課金事業では基本的に三つのサービスを行っています。

 

自社メディアへの広告掲載事業

課金サービス

スマホアプリ課金

 

私はこの中ではエキサイト翻訳と寝たまんまヨガは使用したことがあります。寝たまんまヨガは名前の通りのアプリで寝たまんまヨガができて気がついたら寝ているという最高のアプリです。

最近はUSのスタートアップを見てても瞑想系のスタートアップも出てきてるので実はめっちゃこれから伸びるかもw

 

基本的にセグメント別の収益の方は載ってないのでそこに関しては解説は書いていきませんが、自社メディアへの広告掲載事業ではExcite系のサービスと、 18歳から25歳女子をメインターゲットとしたメディアサービス「ローリエプレス」を中心としてサービス展開しております。

 

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ローリエプレスは70万ダウンロードを突破しておりまたタイアップ受注件数も具体的な数字を持っていませんが上期と下期を比べたときに3倍ほど受注件数が伸びているので今この領域のサービスの中では一番同社の中では伸びているのではないでしょうか。

最近人気なゆうこすが雑誌に載ってますね。メインユーザーじゃなさすぎるのでプロダクトに関しては何も言えませんが、雰囲気的にも伸びてそうですね。

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また減少傾向に歯止めと書かれており増益の見込みだそうです。

 

課金分野に関してはサービス品質向上及びニーズに即した付加価値創出によるロイヤルカスタマーの獲得及び囲い込みというふんわりとしたことしか書かれていないため何とも言えませんが、増益の見込みと書かれております。 ただ有価証券報告書には以下のようなことが書かれています。 なので何を思って増益を見込めているのかわかりません。

 

”電話占い及びお悩み相談サービスが増収を維持した一 方、婚活サービスや友達探しサイト「フレンズ」、料理レシピ等のアプリ課金が減収となりました。”

 

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ただ広告課金事業では売上高も31億となっており前年度比で行くと11.6%減少しております。また営業利益も1500万であり、過去5年と比較してみるとすごい勢いで利益は縮小していっています。

 

おそらくですが、 広告課金事業の中でうまくいってる事業もあると思いますが不採算事業が多いので、今後は不採算事業にかけている人材を注力事業にほとんどシフトしていくことで今後は増益を見込んでいるのではないでしょうか

 

ブロードバンド事業

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ブロードバンド事業では売上高も1.8パーセント伸びており、営業利益は3.8億円ほど出ています。こちらも過去5年を見てみると成長はそこまでしてきてはいませんが着実に利益は創出してきています。

 

格安SIMや 海鮮のサービスを行っており、営業しまくって利益を生み出してると思います。

 

私の中で買収した理由は以下の2点ではないかと考えております。

 

そもそも純資産が多いので割安。

不採算事業を撤退して既存の伸びてる事業にシフトすれば利益を創出することができる。

 

各サービスの売上や利益状況は載っていないのでさすがに推測にはなりますが、財務諸表を見てみると純資産が多い会社なので今回最大55億で買収してここまでサービスを運営しているかつ純資産が52億ある会社を買収できるのはそこまで悪い買い物ではないのではないでしょうか。

 

また ローリエプレスや課金サービスの中でもおそらく伸びてるまたは利益を創出してる事業はあるため既存の不採算事業を取っ払い注力事業にシフトしていけば利益を創出することができると考えたのではないでしょうか。

 

こういった設立したての会社が上場企業を買収する事例は見たことがないためこれからの動きに注目していきたいと思います。